アロマ整体の専門家、かなやさん「なぜラベンダーにはリラックス効果がある?
更新日:2021年9月13日

アロマセラピーの精油(エッセンシャルオイル)のお話です。
なぜ、ラベンダーはリラックスすると言われ、ローズマリーは集中力に良いと言われるのでしょうか?
それは小びんの中にある精油の「成分」が様々な作用を持っているからです。
少し難しくなりますが、これをちょっとだけでも知ると、精油の凄さを垣間見ることができます。
あなたのお手元に届く精油は大体5mlの小さな小ビンですが、その1本の中に実に100種類以上もの天然化学成分が含まれています。
●テルペン類(モノテルペン リモネン、シメン:セスキテルペン カマズレン、サンタレン)
●アルコール類(ゲラニオール、リナロール)
●アルデヒド類(シトラール、シトロネラール)
●エステル類(酢酸リナリル)
●ケトン類(カンファー、ツヨン、ベルベノン、メントンなど)
●フェノール類(オイゲノール、ティモール)
●オキサイド類(1.8シネオール)
●ラクトン,クマリン類(あqベルガプテン、ソラレン)
などなど。

これらの天然化学成分が、精油の香りや色、働きを作っています。
テルペン類の中に、リモネンという成分があります。
これは、だいたい柑橘系の精油に多く含まれるのですが、リモネンは、血流の増加、発汗促進作用、鎮静作用、鎮痛作用、神経強壮作用があります。
リモネンだけで、これだけの作用がありますが、精油1本の中には100種類以上の成分が含まれています。
ですが、まだ私たち人間が解明できてない部分のほうが、実は多いんですよね。
どんなに科学が発達しても、精油のことを全て解明できていないのです。
小さな小瓶の中に、宇宙と自然の偉大さがあります。だからこそ、私は精油(エッセンシャルオイル)に魅了されているのかもしれません。
次回は、もう少し成分を詳しく一緒に見てまいりましょう!
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