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【SDGs】ベランダで太陽光発電やってみよう!by えねこや

更新日:2021年6月10日




 電力自立の移動式えねこや(木製トレーラーハウス)でお馴染みの一般社団法人えねこや(東京都調布市)が実践中。

 災害時にも使える「ベランダ発電」について紹介します。


       ↓写真:移動式のえねこや



ベランダ発電に必要なもの


 ベランダ発電に必要なのは、太陽光発電パネル、充電コントローラー、バッテリー、DCACインバーターと配線です。


*注 インバーターとは、直流を交流に変換するための電源回路・装置。


 また、ベランダ発電の場合、アパート、マンションのベランダが共有部分のため、設置に許可が必要になる場合があるので注意しましょう。

 さらに、落下しないよう対策することも重要です。


値段は?


 ベランダ発電の材料は、ショッピングサイトなどで購入できます。

 ちなみに、ソーラー発電セット100Wのパネル込みで、約3万円から。


100Wのパネルで、スマホ充電できる


 100W の太陽光発電パネルは、太陽が当たれば1日100W×3h=300Wh 程度発電します。スマホの電池量は3~5Whだから、変換ロスで80%になったとしても、240Wh÷5Wh=48台の充電が可能です。


 ベランダの場合は、パネルの角度が垂直になるので発電量は多くはありません。

 また、内側に設置すると手すりの陰がパネルに映り、発電量が下がってしまいます。


 安全で太陽光が効率よくパネルに当たる方法を、考えてみてください。


えねこやで使っている太陽光発電システム


 一般社団法人えねこやで採用している太陽光発電システムについて、図入りの資料と説明です。(図1参照)


 えねこや屋台で採用している発電システムの概要は、下記です。

 太陽光発電にご興味ある方は必見!


【えねこやより、資料と説明】


えねこや屋台


図1 えねこや屋台のシステム

基本システム


 下記の図2の(上)の絵は、えねこや屋台で採用している太陽光発電パネル+充電コントローラー+バッテリー+インバーターを活用したシステムです。ちなみに移動式えねこやも、オフグリッドの事務所・えねこや六曜舎も、システム構成自体は同じです。


 一方、図2(下)は、より簡単な「ポータブル電源」を活用したシステムです。




簡易システム(ポータブル電源利用)とは


 ポータブル電源は、リチウムイオンバッテリーを採用したものが多く、インバーターの機能も備えています。

 太陽光発電を取り入れるための充電コントローラーの機能をもたせたソーラーチャージャー仕様のポータブル電源があれば、これ1台ですべて賄うことが可能です。(図2下)

(太陽光発電パネルとの接続方式の確認が必要)


 ポータブル電源は、軽くて扱いやすい反面、まずコストが高いのが難点です。


 出力W数が限られてくることや、蓄電容量も比較的小さめのものが多いので、十分な検討が必要です。


 基本システムなら、例えば鉛バッテリーが使えなくなっても、その他の機器を活用できます。

 ポータブル電源の場合は、一体型のために、蓄電池の部分がダメになったら、すべて買い替えになってしまうという問題もあります。


えねこや屋台(手前)、移動式えねこや(左)、事務所の六曜舎(右)


 それぞれ一長一短ありますが、太陽光で作る電気を活用してみると、とても気持ちがよいことに気が付きます。

 また、災害時にも使えるので、小さいながらも安心感を得ることができます。

 WEBで「ソーラー発電セット」などで検索すると、セット品などもいろいろあります。


 ベランダ発電機の規格は特に決まっていませんが、パネルの発電容量や充電コントローラー、インバーター、バッテリーの仕様は、コストや発電量、蓄電量に応じて、組合わせにも少し配慮が必要なので、初めての場合はセット品を選ぶのが良いかもしれません。


 ぜひ一度トライしてみてください!


(資料・図提供:一般社団法人えねこや) 


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