【絵本講師おススメ】子育て中、過干渉になってしまうお母さんへ:絵本「小鳥の贈りもの」
育児書のような絵本
こんにちは、EQ絵本講師® (絵本幸使)の南部玲子です。
今回、ご紹介するのは
「小鳥の贈りもの」おおぞらにむかって飛び立つあなたへ

ビルッコ・ヴァイニーオ 作
山川鉱矢・山川亜希子 訳
アノニマ・スタジオ 発行
KTC中央出版 発売
私には2人の息子がいます。
かつての私は、大好きだからこそ、かまいすぎてしまう、
いわゆる「過干渉」の母でした。
フォローしすぎてしまったり、口を出しすぎてしまうこともしばしば。
子どもたちが大きくなってきて、「もっと自立してほしいなあ」と感じた時、
「思えばそれは、自分のこれまでのかかわり方のせいだったな」と、気づきました。
そう気づいた後でも、時々ついついかまいたくなってしまう自分がいます。
ですから、最初にこの絵本のヒナを見た時、我が子の姿と被りました。
空を飛びたくて、怖い気持ちを振り切って色々な空飛ぶ方法をチャレンジするヒナ。
時には失敗、時には少し何かをつかんで・・・。
親鳥の助けもきっぱり断って、自分の考えついた方法で試行錯誤を繰り返しながら
成長していく姿。
周りを気にせず、とことん自分を信じて進む。
私も子どもの自立を願うなら、子どものどんなチャレンジも信じて見守ることが大切なんだな~と、この本を読む度にハッとさせられました。
また、自分のスタンスを修正することもできます。
私にとってはかけがえのない育児書です。
大切なメッセージを伝えてくれる
そして、数々のチャレンジを応援する中で、もう一つ大切なメッセージも。
「時にはゆっくり休んでもいいのです。他の人が働いていても気にしないこと」
大切ですね。自分の状態を知る、自分に優しく。
その一言で救われる人がたくさんいるのではないでしょうか。
今、息子の受験期で、息子も私も心の軸が揺れそうになりますが、そんな時はこの本を読み返しています。
「私もついつい子どもに過干渉になってしまって・・・。」というあなた。
是非一度読んでみてくださいね。
ヒナちゃんの絵もとっても可愛いらしいですよ。
南部玲子さんについてはこちらへ