【ブログ・ほっこりする話】足場に囲まれた夏。ほっこり気分は意外なところに。
旅行やレジャーもなく、家にこもっていた今年の夏、
ほっこりした瞬間は、意外なところから生まれた。
8月頭から、住んでいるマンションで大規模修繕工事が行われている。
マンション全体が足場と黒いシートで覆われている。
窓から見えるのは足場と黒いシートで、おりの中にいるような感じだ。

外に洗濯物を干せない日も多く、カーテンを閉める日もある。工事音はけっこう大きい。
この工事は3カ月以上続くので、けっこう大変だ。
マンションの周りのあっちこっちで、工事人が働いている。
猛暑の中、ほんとうに過酷な仕事だなあと思っていたので、
「こんにちは。ご苦労さまです」と声をかけてみた。
すると、若い工事人はニッコリして
「こんにちは~」と返事してくれた。
こんなやりとりだけで、一瞬、気持ちがほっこりした。
あいさつって、やっぱり大事だよね。
あいさつをかわすだけで「仕事がんばってくださいね」という気持ちに自然となる。
きっと、工事人も明るい気分になったに違いない。
ドイツ・ケルンでの思い出
数年前にドイツ・ケルンに行ったときのことを思い出した。
街はずれのカフェに入ったら、そこはトルコ人が営んでいる店だった。
ドイツにはトルコ移民は多い。

カフェには、おじさんスタッフが2人いた。
おじさんのひとりは、日本に行ったことがあるとかで、フレンドリーな感じ。
もうひとりのおじさんは、強面で苦みばしった顔つき。ちょっと怖い感じだった。
思い立って、
一緒にいた友だちと、スマホでトルコ語をチェック。
カフェを出るときに、トルコ語で「ありがとう」「さようなら」とおじさんたちに言ってみた。
すると、強面のおじさんの顔がくしゃっとして、びっくりするくらいかわいい笑顔に豹変!
母国語のあいさつが、うれしかったんだね。
“あいさつの力”は大きい!
「おはようございます」
「おつかれさまです」
「ご苦労さまです」
今日も、工事人にでくわしたら明るくあいさつしてみよっと。
自分も相手も、これだけでほっこり気分になる!
