【ブログ部】「捨てる」は生き方につながるけど、いまだ葛藤中@いとう啓子

長江春子さんのブログ「私の情報断捨離術」を受けて、私も「捨てる」ことについて考えてみた。
2015年ころからミニマリズムという言葉が登場して、佐々木典士さんは著書「ぼくたちに、もうモノは必要ない」で書いていた。
「もったいない」「まだ使える」という理由で、物を捨てないと、部屋の中に物が溢れてしまうだろう。すると人は、増えた物に圧倒されて、それだけでエネルギーを使い果たしてしまうだろう、と。
不要な物を捨てることは、人生から無駄を省くことにつながる。
自分の頭の中から、いらない物をなくすことにもつながり、すっきりするに違いない。
そんな思いで、身近なところから不用品の排除を始めてみた。
すると、あっさりと大きなゴミ袋3つのゴミが出た。
長年使っていないマグカップ、コップ、コースター、プラスチック容器、忘れていた昔のバッグ、手提げ袋、ベルト、古いコード、長年使っていない調理機器、不要な書類・・・。
こういう物は捨てやすい。
問題は、思い出と共にある物。
家族の思い出、自分の過去の思い出と共にあるもの。古くなって使わないけど、思い入れのある物など。
愛着のある物は、たとえ古くてボロくてもなかなか捨てられない。
写真を撮って捨てろという意見もあるけれど、なかなかそこまで割り切れないし。
「置くところがあるんだから、持っていてもいいじゃない」そんな風に考えたり。
でも、これを持っていて、どうするんだろう?
私の思いがあるだけで、他人にとってはゴミなのに‥。
わかっていても、なかなか割り切れず、悶々としてしまう。
使わない物、いらない物は持たないシンプルな生活をめざしているけど、
まだ頭の中をうまく整理できていない。
まずは頭の中の整理整頓から始めないと。
というわけで、今、勉強中。
「より少ない生き方-ものを手放して豊かになる-」ジョシュア・ベッカー著、消費社会やミニマリズムを研究している橋本努先生の「ロスト欲望社会」「消費ミニマリズムの倫理と脱資本主義の精神」を読んでいる。
世の中には、独自のミニマリスト生活を送っている人たちがいる。いろんな生き方を参考に、自分のやり方を見つけたいです。