【SDGs】食物を捨てないで!食品ロスが起きる理由とは?フードドライブ活動も

更新日:2021年6月11日

 今、日本では、毎日1~2トンの炊き立てのご飯が捨てられています。


 4年ほど前、日本フードエコロジーセンター(神奈川県相模原市)のスタディツアー(株式会社リディラバ主催)に参加。得る"Cafe"に記事を書きました。そのときに、食品ロスの悲しい現実を知りました。

 

 その後、恵方巻きの廃棄問題をきっかけに、食品ロスへの関心は高まってはいます。しかし、まだ大きな変化は起きてはいないようです。


 昨年、同社の高橋巧一社長に得る"Cafe"の記事内容を確認していただきましたが、状況は何も変わっていないと連絡がありました。


 日本フードエコロジーセンターの取材内容を中心に、お伝えしていきます。

捨てられたご飯やおにぎり。日本フードエコロジーセンターにて。

毎日1~2トンの炊き立てのご飯を廃棄!


 コンビニの弁当向けのご飯は、毎日、1~2トンも捨てられている。

 なぜ、そんなことが行われているのか?


 工場には、コンビニ本社から毎日3回のオーダーが入る。すぐにオーダーに対応しなくてはならず、オーダーが来てから米を炊いたのでは間に合わない。


 もし、オーダー通りにご飯を製造できなければ、工場には莫大なペナルティが課せられてしまう。


 そのため、工場では常に多めのご飯を炊き、毎日余ったご飯1~2トンを捨てていくことになる。


 24時間コンビニに、おにぎりやお弁当が並ぶために、大量のご飯が捨てられているという現実がある。


スーパーや百貨店から大量の生ごみが出される理由


 スーパーや百貨店からは、形が悪くて破棄されたり、売れ残った野菜・果物、賞味期限の残っているパンなど、食べられるものが捨てられている。


 「スーパーや百貨店では、顧客のクレームを恐れているんです」と同社の高橋さんは話していた。


 クレーマーは、商品の形や色が悪い、賞味期限があまりないなど、容赦なくお店を攻撃する。そのため、見栄えの悪い物、賞味期限が切れそうなものを前もって廃棄していく。


 クレーマーはほんの一握りの人なのだろうが、店側にとっては脅威の存在なのだ。


廃棄された食材。日本フードエコロジーセンターにて。

フードドライブなどの活動が増えてきた


 悲しい話ばかりではなく、食品ロスを減らそうと、各地でさまざまな取り組みが行われている。


 もらい物や買いすぎた物など、家庭に眠っている、余っている食物を持ち寄り、市内の施設に寄付する活動、フードドライブもそのひとつ。

 

 東京都調布市では、フードドライブの活動を年4回行っている。


 6月30日(水)には、調布市役所と調布パルコ(パルコ&トリエ合同窓口)にて、食品を受け付ける。


食品の条件

・未開封で賞味期限が1ヶ月以上あるもの(年月日表示の場合、令和3年7月30日以降のもの。年月表示の場合、令和3年8月以降のもの)

・包装や外装が破損していないもの

・生鮮食品、酒類、冷凍・冷蔵食品以外のもの


 自宅にあまった食品がある方は、フードドライブにご協力ください。

 

詳しくはチラシ、またはHPを参照 ホームページはこちらから


<追加情報>

★調布パルコ「商業施設」で初のエコマーク認定


 2021年1月、調布パルコは、公益財団法人 日本環境協会のエコマーク商品類型 No.509「商業施設 Version1」に認定された。

 商業施設としては、全国初!


 省エネ推進や廃棄物の管理、周辺地域と連携を図りながら社会的課題にも積極的に取り組んでいる点などが評価された。


(まとめ・写真 みらひらナビ編集長 いとう啓子)