「生け花は引き算」花で表現する楽しさを知る@草月流の生け花初体験
想いを言葉で伝えるサポーター、フリーランス・ライター&編集者のいとう啓子です。
12月5日、おしごとカフェ(東京都多摩市)で、店舗のない花屋 フラワーデザイナーの塩田淳子先生による「草月流の生け花教室」を体験してきました。

草月流について
「草月のいけばなは「型」にとらわれることなく、常に新しく、自由にその人の個性を映し出します。
いつでも、どこでも、だれにでも、そして、どのような素材を使ってもいけられるのが草月流。
いけ手の自由な思いを花に託して、自分らしく、のびやかに花をいけていきます。」
草月流の公式サイトより
生け花というと、歴史と伝統を重んじる固いイメージがあったけど、草月流は型にはめない自由な表現を重んじるとのこと。
勝手な先入観は捨てて、とにかく初挑戦!
写真と共に、様子をお伝えします。(^^)/
シンプルな作品ができた

まずは、草月流の概要を学びました。「個性」を尊重した自由な表現の追求。また、生け花用ハサミの使い方もしっかり確認。

いきなり自由にと言われても、初心者にはできません。基本の花型を学び、先生の指示にしたがって、草花の長さを調整し、乾山にさしていきました。

さしてはみたものの、なんだかまとまりがない感じ。

先生が手を加えてくださり、なんとかまとまりました! 人生初の生け花作品!
塩田先生はいらない枝や葉を切り取っていき、作品をまとめてくれました。
先生曰く「生け花は引き算です。フラワーアレンジメントは足し算なんです」。
実は、文章を書く時も、引き算が大事。「私がやっていることと同じですね」と思わず反応していました。
最初は、生け花と、フラワーアレンジメントの違いも分からないずぶの素人でしたが、生け花のことが少し分かりました。
先生、ありがとうございました。
自由な作品に挑戦

次は、「自由な作品をつくってみましょう!」ということで、陶器の花瓶にいけることに。

作業していると、花が下を向いてしまったり横に倒れてしまっり、なかなかうまくいかず、悪戦苦闘…。
枝をまるくしているのは先生のアイデアで、先を針金で止めています。
ポイントを決め、いらない物を切りとったり。先生がうまくサポートしてくれて、なんとかできました。

うれしそうに記念撮影。

塩田先生も。
感性を研ぎ澄ませて
花は人間が望むような形をしていない。下を向いていたり、茎が曲がっていたり。そんな生きている草花と対峙しながら、自分が思い描く表現をめざしていく。
感性を研ぎ澄ませて、俯瞰で見る視点を持ちながら作っていく作業は、新しい感覚でした。
生け花、おすすめです。
塩田先生は、定期的に生け花体験教室を開催しています。その他、フラワーアレンジメント教室、ギフトフラワー、お花の定期便の活動も行っています。
塩田淳子先生のプロフィールはこちら