書籍「小春のあしあと」著者、長江さん「夏だ!緑のカーテンを作ろう!」

 今年も我が家の西側の壁一面に「緑のカーテン」ができました。

 きゅうり、かぼちゃ、スイカ、ゴーヤ、ヘチマ、そして、朝顔たちが勢いよく成長しています。

 これらの植物は棒でも紐でも、ちょっとした助けがあれば、その弦は上へ上へと伸びていく性質を持っています。見ていて頼もしく、こちらまで元気になってきます。

緑のカーテン 
緑のカーテン
きゅうりの花
きゅうりの花

 朝顔は、毎年、勝手に生えてきます。息子が小学校に上がった時、学校で育て、夏休みの前に家に持ち帰ってものです。大輪の紫の花を咲かせます。

朝顔の花
朝顔の花

 三年後、娘が小学校に入学し、同じように夏休みの前に自分の朝顔を持ち帰ってきました。それはピンクの花を咲かせていました。この二株を家で大切に育てたら、地面に落ちた種から毎年、にょきにょきと苗が出てくるようになりました。今年も兄ちゃん朝顔と妹朝顔が揃って咲きはじめています。

スイカを育てる
スイカ

 きゅうりはすでに十本ほど収穫しました。かぼちゃとスイカは小さな実をつけていて、大きく育つのが楽しみです。

かぼちゃの花
かぼちゃの花

 ゴーヤ(苦瓜)は近年でこそ、関東のスーパーでも見かけるようになりましたが、もともとゴーヤチャンプルで知られる沖縄料理に使う野菜という印象が強いです。

 我が家ではこれをたっぷりのニンニクと一緒に素炒めにしたり、湯通ししたあと中華サラダにして食べるのです。その苦味が夏バテに効くのだと信じて疑いません。


ヘチマの葉
ヘチマの葉

 ヘチマを植える理由はタワシやヘチマ水(化粧水)を作るためではありません。もちろん食べるためです。卵や豚肉と炒めたり、春雨スープに入れたりします。

 揚子江沿いで育った夫の食習慣です。最初はその「土臭い味」に慣れなかった私ですが、いっしょに食べているうちに、癖になってしまいました。


 数年前、地域で古民家を再活用するプロジェクトの会合があって、興味半分で覗いたことがありました。

 そこで、エコハウスと言って、古民家の周りに「緑のカーテン」を作る相談をしていました。我が家では図らずもエコな取り組みをしていたのか、と新鮮な感動を覚えたものです。確かに我が家の壁は「緑のカーテン」によって西日が遮られ、朝晩の水やりでさらに温度が下げられています。


 道行く人は、時々足を止めて我が家の「緑のカーテン」を眺めて楽しんでくれます。たまたま私が外に出ていると、あれはなんの植物ですかと尋ねられることもあります。

緑のカーテン
緑のカーテン

 こうして「緑のカーテン」は、食いしん坊の食欲を満たし、子育ての思い出をつなぎ、通行人の目を楽しませ、涼しさをもたらし、効用がいっぱいなのです。

 都会のアスファルトの暑さにうんざりしてきたら、「緑のカーテン」を作ってみませんか。


長江春子(小春)さんについてはこちらへ

書籍「小春のあしあと」Amazonで発売中

詳しくはこちらへ