【ビジコンで最優秀賞】子育て、教育、不登校を地域で支えるソーシャルビジネス:まなびナビ@東京多摩地区で展開中
更新日:2022年11月23日

ICBC(いなぎコミュニティビジネスクラブ)代表の浜田有里恵です。
2022年11月17日(木)に開催された「第19回みたかビジネスプランコンテスト」(東京都三鷹市)で
東京都稲城市在住の起業家、まなびナビ合同会社代表の中河西慎平さんが、ビジネスプラン部門の最優秀賞を受賞しました!
「アフターコロナ時代の家庭の悩みをワンストップで解決する〜まなびナビの窓口〜」
地域社会性や収益性が評価され、130件以上の応募があった中、最優秀賞受賞を獲得されました!
中河西さんは、太極拳や民生委員をされている中河西さんのお父さんがICBCに連絡くださってからのお付き合いです。
私がコーディネートしている事業ブラッシュアップ勉強会「ココチャレ」にも参加してくださいました。

不登校や多様な子どもの学習を支援!
稲城市で生まれ育った中河西さん。PTA役員や民生委員をされているお父さんの影響を受け地域をより良くし、子どもたちが笑顔になる未来を目指して東京都多摩地域で活動をスタートしました。
2022年には、地域課題にもなっている不登校や多様な子どもが楽しく継続的に学習できるオンラインをつかった学習支援事業で、府中市のソーシャルビジネスコンテストで最優秀賞を受賞されました。
その後、私がコーディネートしている事業ブラッシュアップ勉強会ココチャレに参加。(保育室付きコワーキングCoCoプレイス主催、東京都多摩市)
事業をステップアップさせ、その後、CoCoプレイス保育室では就学準備教室も展開されています。
現在は稲城市、多摩市、府中市等 多摩地域の多様な支援者と連携して子どもたちの学習をサポートしています!
今回の三鷹市での受賞で、さらに共感するメンバーとつながって、事業が広がっていくことを期待しています。
中河西さんからコメントをいただいたので、ご紹介いたします。

アフターコロナ時代の家庭の悩みをワンストップで解決する
まなびナビの「窓口」
中河西慎平

受賞をきっかけに前進したい
光栄にも、2022年11月17日に開催された『第19回みたかビジネスプランコンテスト』にて最優秀賞を頂きました。この受賞をきっかけにさらに事業を前進していきたいと思っています。
今回のビジコンに応募したきっかけは、今後、東京西部において事業を展開していく中で、支援やバックアップを頂ける機会になると思ったからです。
弊社は現在、府中市・多摩市・稲城市の3エリアでの活動が中心ですが、今後、東京西部、全域、関東へとサービスを広げていく予定です。そのための地域拠点として、今回のビジコンで提案させて頂いた『まなびナビの窓口』1号店を2023年の夏ころにオープンします。
実は2022年1月に府中市で同様の賞を頂いており、地域でビジネス展開をする上で、そのような賞を頂くことの価値を非常に感じていました。
そのような経験もあり、今回の賞は絶対に欲しいと思っていたので、受賞することができ嬉しく思っています。
★中河西さんが運営する「まなびナビ」のHP
地域のリソースを活用した『無料学習サポート』
まなびナビ合同会社は通常の事業を行う一方で、非営利活動にも力を入れています。『スタディあっとほーむ』という任意団体を立ち上げ、非営利ベースで地域貢献活動を行っています。具体的には『定期的な無料学習サポート』『企画・イベント』を行っています。
このような活動の背景にあるのは、地域のリソースを活用して子どもにとってより良い場や機会を作りたいという想いです。
地域での『無料学習サポート』はコロナ感染拡大後から開始し、もうすぐ2年目を迎えます。その中で大事にしていることは『分からない人がいたら教える』『知っていることはひとり占めしない』『自分より小さい子には優しくする』ということです。
これは当たり前のことかもしれませんが、とても大事なことだと思っています。
兄弟がいても、一人っ子でも『自分だけを優先する』子どもたちが増えているなと感じます。これは、そのような大人が増えているからだと思います。
ネットの影響も大きいかと。しかし、地域に『そうではない大人』がたくさん増えることより、子どもに少しはよい影響があるのではないかと思っています。
理想的には、地域の無料学習塾を子どもだけで運営できるようになればよいなと思っています。
子育て、教育の悩みを相談できる窓口を
弊社が開設したいのは『まなびナビの窓口』という店舗です。
コンセプトは、民間の教育支援センターですが、簡単にいえば、地域で子育て、教育などに困っている人が気楽に相談できる窓口のようなものをイメージしています。
背景にあるのは、行政の教育支援センターやそのほかの窓口への課題感です。もちろん、行政のそのような機能は重要だと思っていますが、十分だとは思っていません。
もっと、利用者や困っている人の課題に寄り添ったサービス、情報提供が必要だと思っています。地域の行政や地域団体などと連携しながら、サービス展開を進めていきたいと思っています。
(写真:中河西慎平さん提供)