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高齢者 障がい者のための旅行会社を営む野村さん「コミュニティ・ビジネスってなんなん?」

更新日:2021年6月12日


 私がICBCに関わるようになったのは、確か2018年の秋か冬かで、なんか面白いのあるよと知り合いに誘われてイベントに参加したのが、始めだった。


 自分の住む街で事業を始めたいという自分の「つながりたい」「価値をわかってほしい」「営業のヒントが欲しい」などといったもろもろの欲求や悩みを持って、ICBCに参加して2年。

 地域の皆さんといろいろな接点を持つことができて、いろんなきっかけと気づきとを与えてくれた。


 ICBCの目指すことろは「地域社会・ビジネス視点」での「学び」と「実践」で、人と地域を元気にする」「多様な人や事業の可能性を発見し合い、つながる相互支援のコミュニティ」。


 でも、それってコミュニティ・ビジネスじゃなくてビジネス・コミュニティではないか!?


 しかし、メンバーの皆さんのそれぞれの活躍の様子を見てると、確かにこのビジネスのコミュニティは活気があるように見える。それで、いいのか。


 いやいや、いったい「コミュニティ・ビジネス」ってなんなん?

 私の仕事や他のメンバーがやってるビジネスはコミュニティ・ビジネスなのか? ということで、Google検索してみると。


 NPO法人コミュニティビジネスサポートセンターなる団体がトップに出てきて、この団体の過去の事業実績(ウェブサイト公開)を見ると2003年にすでにこの「コミュニティ・ビジネス」という言葉を使っている。


 意外と古い言葉だった。こちらの言葉を借りるとコミュニティビジネスとは、「市民が主体となって、地域が抱える課題をビジネスの手法により解決する事業」の総称だそうだ。


 で、さらにその下を見ると、なんと我らが「ICBC いなぎコミュニティビジネスクラブ」がWikipedia解説の上にリストされている!!(写真参照)

 ちなみに “community business wiki” で検索してみると「かたちはいろいろあるけど、地域に向き合ってポジティブなインパクトを地域に与えているのさ。例えばお金だね」「ソーシャルビジネスと違って、地域限定で、利益はその地域に再投資されるんだよ」とある。ふーん。


 さておき、地域の困りごとを、そこに住む人たちの技術と熱意と文殊の知恵で解決してしまう、それで、お金が回る仕組みがコミュニティ・ビジネスである、ということと理解した。


 そうすると、今のICBCはコミュニティ・ビジネスを作る前段階か。会員それぞれすごいスキルがあるけれど、技術と熱意と文殊の知恵で戦わなければならない「共通の敵」にはまだ出会っていないのかも。


 これから、地域の課題を、皆で寄ってたかって解決してしまうっていうことをやっていきたいなあ、っていうのが、今日の結論になった。

  野村国康


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